東大教授が問う。もし、みなさんの中で受験がうまくいかなかったというだけで自分に能力自体がないと思い込んでいる人がいたなら、それは非常にもったいないことだと。受験勉強のような勉強が不得手でも、論文を書いたり経済学を理解する能力は抜群にある人はとても多いのだからと。
著者の柳川範之東大経済学部教授は大検を受け、慶応大学の通信教育課程に入学。大学入試をまったく受けずに東大の教授になったという経歴の持ち主だ。独学でやったというから、何か特別な方法があったのか。また、独学勉強法の有効性と意義とは何か。
著者は長年、大学の研究者を見てきた。いろいろなタイプの人がいるので、自分のタイプに合った勉強の仕方や知識の深め方があると説く。
勉強の仕方はけっしてすぐに身につかなくても、あせる必要はない。ゆっくり自分に合うものを探して、身につけていけばいいのだと。
関連記事
◆英文解釈教室独学法