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◆偏差値が低いから英検はまだ早い、お前には無理だ

 私は模試での英語の偏差値が54しかありません。だから、英検2級に一発合格するなんて、本人はもちろん、学校の先生も、友達も誰も想像すらしていなかったと思います。

 私の学校は全く進学校ではないので、2年生の11月での受験は、学校の英語教師にも「お前にはまだ早い」と反対されました。

 弱気になっていた私も、塾で先生に「そんなこと言ってたら大学受験に間に合わないよ」と背中を押され受験を決意しました。受験する同級生は、校内で一人でした。

 そうは言ったものの、過去問を解き始めた時は、ボロボロで、長文も全く読めませんでした。加えてリスニングも半分も点が取れず、ライティングはどんなに良くても6割程度で、点数に大幅な波がありました。準2級の時のように一筋縄では点が上がらず、何度も受験を諦めようと思いました。

 しかし、塾でパス単の2級を小テストしてもらい、長文の読み方を、週一回の授業で、根気強く教えて頂きました。加えて、毎週、塾で時間を計って過去問を解き、最終的には18回分解きました。すると、ボーダーの6割程度取れるようになってきたのです。

 直前期にはライティングの添削を毎日してもらいました。先生のアドバイスで、使える英文をノートに集め、その英文でなるべく書くようにしました。すると、本番では、9割を越えることができました。毎週、時間内に過去問を解く練習をしていたおかげで、本番では苦手なリスニングの選択肢の先読みをする時間を作ることができ、8割とることができました。

 二次試験も、先生の、「2冊やったほうがいいですよ」というアドバイスの元、4冊くらい見て、とにかく新しくでてきた表現を覚えました。これも、高得点で合格できていました。

 同じ学校の3年生の先輩はほとんど合格していませんでした。そんな中、こんな私が校内で1番のスコアで合格できたのです。「偏差値が低いから英検はまだ早い、無理だ」と決めつけて諦めてはいけないと思いました。先生のアドバイスについて行き、必死に勉強することが大切だと身をもって感じました。

 しかし、これで英語ができるようになった訳ではありません。気を抜かず、今後は、受験に合格できるよう、先生の指導についていけるよう頑張りたいと思います。

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