難関大学受験生に圧倒的な支持を受け続け、累計100万部を突破した受験英語のバイブル、英文解釈教室。
このテキストは1977年の初版のハードカバーから挿絵が入ったソフトカバーの改訂版に変わって新装版になった。
本文を全文組み替え、内容的にもその一部を現代的な表記に改めましたとあったが、挿絵がなくなったぐらいで、英文は変わっていない。この受験英語のバイブル、「英文解釈教室」は変えてもらっては困るのである。
巷間のうわさでは、共通テスト英語対策ではレベルが高すぎて必要ないと言われている「英文解釈教室」。生葉塾では塾をはじめたころから30年間以上このテキストを使っている。
このテキストの最大の長所は難関大学入試の英文和訳問題の構文が全部網羅されていることである。数学の赤、青チャートの公式を十分理解すれば難問がとけるように、英語においてもこのテキストを十分に理解すれば解けない問題はない。
ただ問題は一冊300ページあり、余りにも分厚い参考書なので高校生には手に負えない。そこで塾では英文解釈教室をB5用紙8枚にまとめたテキストがある。日本文を読んでもなかなか理解できない事柄を図解したものである。これをもとにレベルに合わせて簡単な構文、短文、例題と順に解説する。これにより難関大学入試の英文和訳問題・長文問題の速読ができるようになっている。
英文解釈教室はChapter1〜15まで15章からなる。まず、1.1.1からはじまる短文や1.1例題(1)を解かずに各章の@からはじまる構文解説を全章読んで理解する。(各章1時間―15時間)
2回目に@の復習をしながら、1.1.1の短文を文構造を理解して、和訳を考える。手に負えない時は「英文解釈教室ビデオ」をご利用ください。各章のまとめ・短文の単語が独学できるようになっている。難しいところは次回に延ばす。(各章1時間―15時間)
3回目に2回目でわからないところをやる。ここまでやると偏差値65のレベルに達する。共通テストレベルでこの短文まではやる必要がある。国公立大二次試験・難関大志望の受験生は例題に挑戦する。
英文解釈教室を購入しても最後までやれずに投げ出してしまう理由は、はじめから全部解こうとするからだ。第1章からはじめても第13章の比較の特殊問題が理解できていないとわからないところが出てくる。ポイントは基礎を固めて理解できることをだんだん広げていくことだ。
英文解釈教室をマスターすると大学受験の構文は難解なレベルまでほぼできるようになり、「直読直解」ができるようになる。
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