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◆高校受験を失敗しなかった人は大学受験は危うくなる?
「4月になれば今の高2生が受験生になるのだが、その時点から共通テストまではたった9カ月しかない。そこから準備を始めたのでは遅すぎる。1年後、もう少し時間があればと後悔しないためにも、高2生の冬期講習から受験生としての勉強をしていく必要がある」という受験カウンセラーの記事を読んだ。
確かに「大学受験のスタート」は早く切った方が良いが、なかなか高2生の冬から始められるものは少ないのが現状だ。受験生としては最短の時間で最高のパーフォマンスを上げて、第1志望校に合格することを旨とするからだ。
高校受験でなんとかなった生徒にはこの傾向は一層強い。自分は追い込みが効いて、「合格できる」という自信がある。このタイプの生徒にまわりから早く受験勉強を始めなさいと言っても逆効果のような気がする。
私は自分というものを自分がよく分かっているだろうから、生徒には自分で判断するようにいっている。現役でどの大学の合格ならば入学するのか。浪人生になったとき、まわりのプレッシャーに耐えうるのかをよく考えることだ。
忠告としては、気が弱い受験生は早めにスタートを切った方がよい。合格が長引けば長引くほど勉強がしづらくなるからだ。国公立大学医学部などの難関校を志望しているものは高2の今からもうはじめないと間に合わない。
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