日本語学校の校長先生と話す機会があった。お話を訊いて毎日コンビニやレストランで見かける中国、韓国の若者の生態がわかった。
日本人と間違えるほど流暢な日本語を話す彼らであるが、実はアメリカの大学受験に失敗して渋々日本に来た人が多い。それだけに今度はアメリカ組に負けたくないという気持ちが強く、日本語を徹底的に学び、帰国したいと思っているのだそうだ。
日本の大学入学希望の人も多く、入学には日本語検定1級が最低ラインという。2年間でこのレベルまでいって入学を果たすのだから、その勉強ぶりは並大抵ではない。朝から夕方までは日本語学校、夕方からはバイトと息も切れない日々を送っている。
私も学生時代は日本、オーストラリア、ニュージーランドで同じ生活を送ったが、異国の地でのこのような体験は、本当に有益だった。ワーキングホリデーや留学は大学生ならどんどん勧めたい。異文化の中での生活や外国から見た日本の体験は大変価値あるものだ。