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読書の方法<未知>を読む

 日本の若者を世界に通用する人材にするには

 「日本の若者を世界に通用する人材に」(九州大学大学院教授 久原 正治著 学生社)を読んだ。この本によれば、明治初期の英語教育はそもそも英語を翻訳する日本語が存在しなかったので、法律は英語で、医学はドイツ語で講義されたとある。夏目漱石も森鴎外もこのようにして西洋の文明を直接外国語で学んだのである。
 
 著者の久原教授によれば、日本人は昨今のアジアやアフリカの人と違って、学問は外国語でやるのが当たり前だとは思わなかった。これは日本の学問の発展を考える場合に大変に重要なことのように思える。時間をかけて学問を日本語に翻訳し、より多くの国民が時間も節約できる日本語によって教育を授けることが国の高等教育の方針になったのである。このことが後進国としては大変に教育の進んだ国ができ、先進国へキャッチアップに成功した。
 
 では、今後キャッチアップした日本の立場はどうあるべきか。グローバリゼーションが進む中に日本は過去の成功体験から、いまだに西洋の文化を日本語に翻訳して高等教育を進めている数少ない国のひとつである。結果として、日本は、グローバリゼーションの動きに取り残されているので、英語を大学の教育言語として、(1)物の背後にあるものを見抜く抽象化力(2)広い視野で判断するための論理的思考力(3)新しいものへの挑戦力(4)価値観の異なる人を束ねる共同作業力、を持ったグローバルに通用する人材を育てるべきと説いている。


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