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◆私立大学受験で失敗しない方法とは 

 
私立大学の受験日程が発表された。受験は正味あと2ヵ月が勝負。9月、10月の模試でいい結果を出さなければ、受験もままならないのである。

 というのは、10月の模試結果が出るのが11月下旬、その結果をもとに12月初めに面談があって受験校決定の運びとなる高校が多いのだ。

 私立大学の3日連続受験は肉体的にも精神的にも大変だ。共通テスト利用も考慮に入れて、十分に日程を検討したい。

 受験日が重なった場合、たとえばA大学とB大学が重なった場合、A大学の偏差値が高く難しい場合は自分の第1志望でなければB大学を滑り止めにしたほうがよい。成績上位者はA大学にながれ、入りやすくなる。

 また模擬試験の偏差値には表れない難易度がある。毎年日程によって難易度は変わっているので注意する。志望校は難関大学から入りやすい大学へとバランス良く受験する計画を立てるとよい。

 受験日程は試験日ごとに自分の志望校をまず書きならべてみて、(1)合格発表日、(2)手続き締切日(入学金、前期学費の納入が必要)、(3)入学辞退申出日(入学辞退を申し出ると入学金以外の費用は戻ってくるー詳細は各大学違う。)をチェックする。同じ大学の学部、学科でも入試タイプによって合格発表日、手続締切日が違っているので注意する。最後に必ず今年の「募集要項」で確認して志望校を絞り込む。

 B判定が出たのに不合格になったと嘆く受験生がいる。B判定の大学を3校受験して1校受かるぐらいが平均的な受験生の実態だ。憂き目を見ることがないように、受験したくないA判定校も受験をすることを心掛けたい。

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