慶應丸の内シティキャンパスの人気講義、「論語の一言」を読んだ。孔子が教える「究極の学び」は受験生に成績UPのヒントになる。
子貢問曰、何如斯可謂之士矣、子曰、行己有恥、使於四方不辱君命、可謂士矣、(子貢がお尋ねした。『どのような人物であれば、士ということができますか。』。先生がお答えになった。『行動する時に恥の気持ちを持っていて、外国への使節として働いて君主の威厳を辱めることがない、これは士と言えるだろう。』。)
これは「究極の学び」を簡単に伝えている言葉だそうです。行己有恥の「恥」とは自分の中に「もう一人の自分」が厳しく見ているということ。「おまえ、まだまだだぞ。お前より立派な人はたくさんいるぞ。いい気になるんじゃないぞ。恥ずかしいよ。もっと謙虚になれよ」と孔子が忠告する。そんな状態に身を置くことが「恥を知る」ことだ。
孔子は自分の行動を常に厳しくチェックする「もう一人の自分」を持って、「自分はまだまだ」と思い続けるのが「究極の学び」だとしている。
結果を出しても満足してはダメだ。人間の成長はそこで止まってしまうということです。