◆名古屋大学・英語200点満点の30点で合格!
ノーベル物理学賞を受賞された益川敏英先生の自伝「僕はこうして科学者になった」を読んだ。受験生の耳目を集めるのは勉強法だろう。
一度だけ受験が許されて高校3年12月から猛勉強がはじまった。短期間で名古屋大学に受かるために英語は捨てた。得意の数学と物理で9割、国語はなんとかして、日本史と世界史が勝負で1日16時間の勉強を課した。
1月いっぱいで歴史を詰め込むと2月は体調を整えるために映画を見る月にして、忘れない程度に復習をした。猛勉強を2か月も続けたら肝心の本番で力が出ないかもしれないという理由だ。作戦は成功。見事合格。結果は名古屋大学理学部の英語は200点満点で30点ほどだった。
自伝の最後に益川先生が若者にメッセージを残している。海外に行く機会が増え、ミャンマーでアウン・サン・スー・チー氏に会ったりもした。そこで感じたのは英語は必要だということ。英語ができれば確実に世界が広がる。英語は重要。と結んであった。