大学受験の英語長文は読めるようになったが、リスニングに不安を覚えている受験生も多いだろう。
英文で書かれた単語・熟語や構文ならば、瞬時に思い浮かばなくとも時間をかけて解くことはできるが、リスニングはそうはいかない。瞬時に音声からイメージを浮かべて、「何が、どうした、何を」と英語の順序で聞く力を養わなければならない。受験英語では一番厄介な代物である。
塾では共通テストのリスニング対策や国公私立大の会話文対策に「NHKラジオ英会話」を勧めている。このテキストは、学校の授業では扱わない英語独特の言い回しや文法事項を解説してくれる。
自分に合った方法で進めていいと思うが、ひとつ提案すると、まず、会話を予習なしで「ターゲットとなる形を身につけよう」まで聞き、最後の「文法を実践で使ってみよう」は自分で解答を考えて取り組むと英作文対策までできる。
金曜日は月曜日から木曜日までの復習テストが4問出される。はじめのうちは毎日聞いていてもなかなか全問正解できないと塾生から聞く。レベルを知りたい人はこの金曜日のテストをはじめに試してみるといい。4問正解できれば、相当の実力者である。
リスニングは何よりも継続することが大切だ。アプリもあるので、隙間時間を利用して毎日15分を確保したい。