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欅坂46と佐藤一斎の共通点とは

 
 
儒学者の佐藤一斎の「言志四録」を読みました。その中に
「一げて暗夜く。暗夜うるれ。だ一め。」という漢詩があります。

 
 一斎は「一寸先は闇」だ。この先どうなるかは誰もわからない。でも、暗闇を手探りで歩くような人生はいけない。足元を照らす灯かりを持って、生きていかなくてはならない。その灯とは自分自身であり、「自己の確立」が重要であるというのです。
 
 
そのあと、テレビでSongsの欅坂46の歌を聞いていたら、「サイレントマジョリティー」の歌詞が心に沁みとおるように入ってきたのです。
 
『人が溢れた交差点を
どこへ行く?(押し流され)
似たような服を着て
似たような表情で…


群れの中に紛れるように
歩いてる(疑わずに)
誰かと違うことに
何をためらうのだろう


先行く人が振り返り
列を乱すなと
ルールを説くけど
その目は死んでいる


君は君らしく生きて行く自由があるんだ
大人たちに支配されるな
初めから そうあきらめてしまったら
僕らは何のために生まれたのか?
夢を見ることは時には孤独にもなるよ
誰もいない道を進むんだ
この世界は群れていても始まらない
Yesでいいのか?
サイレントマジョリティー』
 


 人生の頼りとすべき自分自身とは、唯一無二の存在になることです。他の誰にもない、自分だけが有する能力・個性を育てる。必ず誰もが持っているものです。何か人より少しでも優れているものを見つけて磨きをかけることが、「自己の確立」につながるのです。




 
 


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