受験生が、朝9時起床では遅すぎる。ぐずぐずして昼から勉強なら、来春の「不合格」は半分決まっている。
国立医学部を目指す塾生がいた。彼は毎朝3時に起床して4時から勉強していた。浪人生で毎日同じスケジュールをこなしていた。
彼に「なぜ、早い時間から勉強しているのか」と訊ねたことがある。起きてから5時間くらいで試験に臨んだら、頭がさえて実力が発揮できたというのである。これは昼夜逆転の生活をして、医学部受験に失敗した経験から生まれた勉強法だったのだ。
「失敗は成功の母」という、ことわざがある。失敗の苦い経験をしてはじめて「自分の甘さ」に気づき、反省をし続け成功するのである。
「失敗=不合格」はこの点において良薬になるが、来春にわかっても時はすでに遅い!