小論文に頭を悩ませている受験生は多いだろう。何を書いてよいのかわからず、ただ時間だけが経過してしまう。そんな受験生に救いの手を差し伸べる本がある。
それは「必ず書ける『3つが基本』の文章術 近藤 勝重 著(幻冬舎新書)」である。
まず、「何を書くか」のヒントを与えてくれる。そして、「どう書くか」を文章例とともに解説してくれる。最後に「どう構成するか」を一流の作家の文章から『読まれる文章』にするための構成法を伝授してくれる。
文章力アップのための秘訣が特別編として盛り込まれていて参考になる。
同著の「早大院生と考えた文章がうまくなる13の秘訣(幻冬舎)」は文学部、中でもとりわけ文芸学科などに進む受験生にお薦めする。
早大院生が書いた文章に著者が助言を与えた文章は良くなり、さらに著者が書き改めたものを読むと文章力が豊かになる構成になっている。