以前は来年の受験が決まったら、不合格の翌日から勉強を開始するように指導してきた。これは精神的にも負担が重いと考え、最近は「1週間は遊んでから」と言っている。しかし、3月に入って卒業式も終わった。受験勉強をはじめないと時間がなくなる。
勉強をはじめるのはいいが、机につくといらいらして手につかなくなる人がいる。まずこの対策から今日は話したい。机につく習慣がない人は自宅で勉強をやりはじめると、いらいらしてなかなか進まない。勉強をせねば合格はないという思いはあっても、体がついていかないのだ。こういう人は体を慣らすところからはじめることだ。
まず勉強せずとも時間を決めて机につく。いらいら虫が起きたら原因を考える。
【例】
・問題がわからなくて、手に負えなくなってやる気をなくした。
⇒わからないところは後に回してできるところからやる。
・勉強をする気がしない。
⇒この時間はがんばって勉強して早目にやって遊ぶ。
などの策を考えていらいら虫を抑える。
誰でも土・日曜日の1日、すんなり8時間勉強できるようになったわけでなく、3,4時間だったのが、5,6時間となり、いつの間にか平気で8時間できるようになったのだ。勉強を習慣づけていったお陰なのだ。
まずは早寝、早起きで午前中の3,4時間できるかがポイントになる。自宅で勉強部屋があるのにできないなら、図書館に行くこともできるが、まずは自宅で勉強できるようになった方が効率が良い。