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◆明治大学で学んだこと

 大学の経営学部では、「形式知」と「暗黙知」という用語を学ぶ。前者は文章、図表、数式などによって表現できる知識のことである。後者は経験や勘に基づく知識のことで表現が難しいものと定義される。企業においてはベテランの人の「暗黙知」を、どうやって若手に引き継ぐかが課題となっている。

 大学時代、明治大学雄弁部に所属していた。K先輩が「東大総長杯」の弁論大会に出場することになって、数十名が集まり1週間前から予行弁論を行った。K先輩は雄弁部の中においても弁が立った。よく弁論中に原稿を見ずに迫力ある弁論ができるものだと思っていた。毎日弁論の予行を行っては質疑応答を行い、終われば喫茶店に行って反省会を行っていた。

 先輩は赤ペンを胸のポケットに入れ、事あるごとに後輩に意見を訊き、言い回しを考え、何度も反復していた。大会、2,3日前の両日、先輩が喫茶店に一人でいるのを見かけた。テーブルに原稿を置いて、口でぶつぶつ呟きながら、手直しをしているのである。これだなと思った。うまく弁論できる秘訣は。誰でも才能ある人は生まれながらと思いがちだが、努力の賜物なのだと。

 先輩は見事「東大総長杯」に優勝した。大学とは「形式知」のテキストでは学べないことを、友の間で「暗黙知」を学ぶところだと思ったのだ。

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