現在高校3年生は共通テストまで5カ月あまりとなった。浪人したらプラス12ヶ月で17ヶ月。浪人してしまったら、1年間は毎日10時間、月曜日から土曜日まで勉強するとして、10時間×6日×52週=3,120時間多く勉強することになる。
こんなことを考えると今から毎日学校の授業を入れて、休みなく12時間やるとして、12時間×7日×22週=1,848時間。
浪人して大学に入学することに問題はない。自分の志望を見失わず、目標を達成したのなら、大きな喜びであり、大きな人生の糧になる。
ここで言いたいのは、この喜びを、この5ヶ月で達成できるのなら、浪人して合格する以上の喜びとなるのではないかということなのだ。
3年生になって勉強をはじめた人なら、ちょっと信じられないかもしれないが、毎年7月まで野球をやっていたり、秋の体育祭の応援団をやっていたりしても、今から勉強して合格している人がいることだ。
こういう人の共通項は、死に物狂いでやったということである。土・日曜日は、20時間以上は軽くこなしている。毎日の家庭学習時間は6時間を超える。本当に集中して勉強した人なのだ。
短期集中は、水鉄砲が同じ水量でも、より大きな力(集中した勉強)を加えることによって、水が飛び散るように、大きな成果を生むのだ。今から本気でやれば、成果が上がることを強調したい。