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2015年7月


◆大学附属高校進学が将来を危うくする理由とは!(7月1日)

 中学生の進路相談した時のお父さんとの会話である。

 「都立は新宿高校、私立は中央大学附属高校、中央大学杉並高校を受験させるつもりです。」

 「娘さんは中央大に行きたい学部があるのですか?」

 「いいえ、まだ決まってないようですが、家から近いのと息子が現在、中央大学の4年生だからです。都立高校が第一志望ですが、落ちたら、無理せずに内部進学で大学に行ってもらいたいと思っているんです。」

 「そうですか。都立第一志望の対策をさせていただきます。」と答えて、内部進学と聞いて明治大学時代の外書購読の授業風景を思い出した。

 教授が学生に席順に英文を一段落ずつ読ませ、和訳をやらせた。教授のヒントでできない学生も何とかひと通り和訳まで終えるのだが、明らかに和訳をはじめると、しどろもどろになる学生がいた。教授が業を煮やして、「どっちだ。」と叫んだ。明大中野か明大明治かと尋ねたのである。学生が「中野です。」と答えると失笑が起き、「次」と教授が言って授業が進んだ。

 一般入試生と内部進学生には明らかに成績の開きがあった。入学試験がない内部進学生は学力が著しく劣っていた。この現象は今もどこの大学にも起きている現象だ。

 別の塾生の父親はこのことを十二分に知っていて、うちの息子は大学の附属高は絶対に受験させません。高校の3年間が中身のないものになるとおっしゃった。

 「可愛い子には旅をさせよ」ということわざがある。辛く苦しい入学試験を受験してこそ、知識が身につくのである。これが本当の親心と思うのである。


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