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2015年6月
◆俺を馬鹿にするにもほどがある(6月17日)
今日は「英文解釈教室」からの問題です。次の英文の和訳を考えてみましょう。
He gave a dog the boy. (p78)
塾生にこの英文を質問してみました。
「この文、中学生でもできる問題じゃないですか。」
「先生、俺を馬鹿にするにもほどがある。」
彼はいやいや答えて間違えて目が点になりました。
もう一度、英文を見てください。
間違いはないですか?自分の答えに自信が持てますか?
半分以上の人が間違います。
私も教えていて、なぜだろうといつも思っています。
「彼は少年に犬を与えた。」が正解と考えた人はいませんか。
間違いですね。
非人道的な英文ですが、「彼は犬に少年を与えた。」が正解になります。
英語で大切なことは日本語と違って単語の位置が問題になりますね。
それ以来彼は英文に感心するほど注意深くなりました。
プリントが見にくい時、必ず訊きました。コンマですか、ピリオドですかと。
半年後に彼は偏差値75に達しました。
この英文がきっかけで英語が伸びたんです。
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