◆志望校をどう絞り込めばいいか(4月8日)
今日は志望校の決め方から話しをはじめます。4月になって文系・理系や国公立・私立のクラス分けがありますね。まずその枠内で自分の志望校を決めることになる。一番困るのが行きたい大学が下宿を考えなければならない時だ。経済問題が発生するので親とよく話し合わなければならない。奨学金制度もあるのでよく調べて検討した方がよい。地方の国公立大学には低料金で賄いつきの学寮があるので、費用は自宅から私立大学に通うよりトータルでは安くなるかもしれない。
そこで大体志望校がしぼられる。まず過去問を見てみる。同じ大学でも学部、学科で試験問題が違うことに気づく。英語では全問マークセンスでスピード重視のどんどん解いていかなければいけない問題と、記述式、要約問題が多くじっくり考えていかなければいけない問題がある。
理想の選択は自分の得意な形式で傾向のそろった大学を選ぶことである。志望校が苦手な形式ならば、今から対策を練っていくことになる。偏差値は一定のバロメーターにはなるが絶対ではない。今までに過去問攻略をして早稲田大学だけ合格して、他大学は不合格だった者もいる。まずはみんなが受験するセンター試験の問題を早めに取り組んで、一次の合格点を目指すことだ。
最後に過去問は受験2,3ヶ月前に解くものではないということを肝に銘じてほしい。私も受験生が実力判定で合格点に達しているかどうかを自分で判断したいと、2,3ヶ月前に解く気持はよくわかるが、過去問はなるべく早く入手して出題傾向をみるものだということを力説したい。
合格体験記を読めば合格者が「過去問」を早目に攻略していることがわかる。東大合格者の大部分が取り組んでいる過去問は25年分である。他大学とは比べものにならないぐらい年数が多い。これは「過去問」攻略が大切なことを物語っている。志望校に合格するコツは早めに志望校の過去問を集められるだけ集めて目を通すことにつきる。