◆努力している姿を見せない
ソフトバンク・松坂投手の日刊ゲンダイの記事を読んだ。日米通算164勝。押しも押されもせぬ大投手である。
「メジャーリーガーは人に努力している姿を見せない。泥にまみれる姿がある種の美徳とされる日本と違って、彼らはプロセスを見せることをよしとしない。全体練習などいかにも適当にやって、それでいて実戦ではものすごいボールを放り、ものすごい打球を放つ。そこにメジャーリーガーの強烈なプライドがある。」(日刊ゲンダイより)
塾生にも努力している姿を見せない、この美学を実行した男がいた。慶應義塾大学理工学部に合格したY君である。
彼が塾長だけに教えますと話してくれたことは、クラスの話題についていくためにプロ野球ニュースを見ています。野球を生中継で見ることはありませんというのだ。友人に感ずかれずに勉強しているのだと言った。
「何時間家庭学習やっているの」と訊いたら、朝の3時まで家庭学習7時間と言うのだ。
少々私は驚いた。3年の夏まで硬式テニス部で頑張って、猛勉強をやっていたのである。
最近成績が伸びてきた人がいる。必死に勉強しているにちがいない。偶然で成績が良くなっているわけないから、騙されないように!
努力せずに絶対に「成績UP」はないのだ!