最近、パナソニックの創業者、松下幸之助氏の講話を読んだ。幸之助氏は松下電器店の小売販売一位の人を講演者に招いて、小売の方を集めて販売講演会を開催した。その方があまりにも小売のノウハウを微にいり細にいり教えるので、幸之助氏は「そんなに教えて大丈夫ですか。貴方のところの売り上げが落ちますよ」と講演者に忠告されたそうです。その方は「大丈夫です。こんなに利益は出る話でも、つらい仕事をできる人はまずいませんから」と言い放ったそうです。
この話を読んで私は呆気にとられました。不思議に思う一面もありましたが、そんなに人は実行しないものなのか。
現在は情報過多の時代です。大学受験の勉強法も書店に行けば、色々並んでいます。パソコンを覗けば、色々参考になることが書いてありますね。でも聞いたり読んだりしているだけで実行が伴わなければ何も変わりません。皆さんも、こんなことになっていませんか?とても耳に痛いお話です。
なるほどと感心する話であれば、以前ブログで述べたように、一遍には大きく変わらなくとも、少しずつ変えていきましょう!自分を変えることが受験においても一番の障害であることを痛感した講話でした。