センター試験まであと5ヵ月となった。もどってくる模擬試験は、志望校には箸にも棒にもかからない惨憺たる結果で、嫌気が差して勉強にやる気が起きなくなっている受験生もいるはずだ。
受験勉強は今からが本番だ。こんな弱気ではいられない。現役生は、まだ合格判定D・Eでも合格可能性は十分ある。11月末、現役生、浪人生の成績の平均が同じになると言われている。現役生は攻め、浪人生は逃げ切りを目指す。
受験勉強は、下りのエスカレーターを駆け上がることにたとえられる。下りのスピードと一緒であれば、不合格。それ以上のスピードで駆け上がれれば合格というわけだ。
まだ年末まで時間はある。焦る気持ちを抑えて、わからないところや遅れているところを中心に勉強法を改良していこう。モチベーションは5ヵ月くらいが息切れしなくてよい。
◆夏休みも残り少なくなってきました(8月14日)
夏休みも残り少なくなってきました。9月からは模擬試験が目白押しになりますね。今まで何気なく書いていた志望校を試験日・偏差値を元にだいたい決定していきましょう。
まだ成績が伸びていないし、「ちょっと待って」と考えている人もいると思いますが、今決めることによって入試傾向を把握し、対策を立てられるので合格確率が高くなると思います。
現役生であれば予備校の夏期講習の志望校講座には通ったが、実際まだ大学の過去の入試問題を見たことがない人は結構いますね。2月の試験日をチェックしたら、志望校の受験日が重なっていることもあります。実力を発揮できるのは入試連投3日ぐらいではないでしょうか。色々なことを加味して受験校を考えてみましょう。
◆受験生にとってこの夏休みとは(8月10日)
この夏休みは、春から成績が低迷している受験生にとって最初で最後の挽回のチャンスである。毎年、秋からみんなの成績が一変する。この夏休みの勉強が成績分布図を大きく変える結果となっている。
夏に頑張った者が秋に大きく伸び、追い抜かれた者はなかなか最後まで追いつけない結果となっている。
夏休みも半分終わりました。後半の計画を綿密に立てて頑張っていこう!
◆昨日は、オープンキャンパスのピーク日!(8月5日)
昨日は、オープンキャンパスのピーク日!全国各地の大学に出掛けてた塾生から「来春は絶対に合格したい!!」とメールが届きました。マインドが上がった人なら、こんな観点で受験を考えてみてください。
現在高校3年生なら、あとセンター試験まで5ヶ月だが、浪人したらプラス12ヶ月で17ヶ月。浪人してしまったら、1年間は毎日10時間勉強するとして、月曜日から土曜日まで、10時間×6日×52週=3,120時間、現役時代よりも勉強することになる。
勉強時間を考えると今からセンター試験まで毎日学校の授業を入れて、休みなく12時間を勉強やるとして、12時間×7日×25週=2,100時間。
浪人して大学に入学することになんも問題もありません。自分の志望を見失わず、目標を達成したのなら、大きな喜びであり大きな人生の糧になると思います。
ここでいいたいのは、この喜びをこの5ヶ月で達成できるのなら浪人して合格する以上の至宝の喜びとなるのではないかということです。
3年生になって勉強をはじめた人なら、ちょっと信じられないかもしれないが、毎年7月まで野球をやっていたり、秋の体育祭の応援団をやっていたりしても、勉強して合格している人がいることだ。
こういう人の共通項は、死に物狂いでやったということである。本当に集中して勉強した人なのだ。短期集中は、たとえば水鉄砲が同じ水量でも、より大きな力(集中した勉強)を加えることによって水が飛び散るように大きな成果を生む。今から本気でやれば成果が上がることを強調したい。
◆合格者の勉強時間はどのくらいだろうか?(8月2日)
一昨年筑波大学のオープンキャンパスに参加した高校3年生の塾生から、国際総合学部の合格者「夏休みの1日の平均勉強時間」の資料をもらったので参考にしてもらいたい。
1時間未満 0%
2時間未満 4%
2時間 ~ 3時間 6%
3時間 ~ 4時間 7%
4時間 ~ 5時間 3%
5時間 ~ 6時間 6%
6時間 ~ 7時間 7%
7時間 ~ 8時間 21%
8時間 ~ 9時間 1%
9時間 ~10時間 27%
10時間~11時間 1%
11時間~12時間 10%
12時間~13時間 4%
これを見て最低10時間がいい線だと思った。10時間は結構骨が折れるが、合格者の資料だから目安になる。勉強時間が足りない人は計画の立て直しが必要だ。
これからはじまる各大学のオープンキャンパス。大学の模擬講義・受験勉強方法・予備校講師よる試験問題の解き方授業など、至れり尽くせりの企画が組まれている。行かなければ、裏情報は得られない。私立大学志望ならば、2、3校は行って参考にして志望校選定の参考にしてもらいたい。
◆この夏受験生に1番やってもらいたい本は(8月1日)
当塾で使っている「英文解釈教室」の紹介ではない。この夏受験生に1番やってもらいたい本は、第1志望校の過去問である。な~んだ、そんなことか思った人は、ブログを読むのをやめてそれでよい。頭の片隅にでも入れといてもらえば、結構である。
今まで受験指導してきて、一番合格に結びついた本は、自分の第1志望校の過去問と断言できる。
この話を聞いて、何人もの塾生が通常4,5年分しかない過去問を探し回って購入し、10年分、中には20年分の過去問をやって、第1志望校に合格した。
これだけやると、誰でも志望校の傾向が把握できる。そして何より、今から何を勉強すべきかの指針が立つ。ここまで読んだ人なら、やってみてほしい。第2,3志望には落ちても、第1志望には合格する可能性が高くなる。一発にかける人なら、なおさらだ。