効率よく勉強するために毎日、各科目のページ数を決めて勉強をしていますが、なかなか成績が上がりませんという話を塾生から聞いた。
継続的に頑張っているから、もう少しで成績も上がってくると思いますが、ひとつ提案をします。
テキストを早く終わらせるのに夢中になって、復習はできていますか?
前回終わったところを今回勉強を始める前に10分間だけ復習する。勉強終了時には面倒くさくなるけど、もう一度10分間だけ今日やったところを見直す。こうすることで前回と今回の繋がりがよく理解できるし、復習しながら進むことであいまいだったところが整理されてハッキリしてきます。
勉強はこのノリシロ時間を設けて復習するのが大切なのです。勉強のペースは落ちますが、知識の定着率はいいと思います。
あまりあせらず、わからないところを解決して進んでいくと成績が次第に上がっていくので試してみてください。また、1ヵ月前にやったところを定期的に復習すると効果的です。
◆今、高校2年生がやるべきこととは(2月15日)
4月になると文系・理系や国立・私立のクラス分けがあるよね。まずその枠内で自分の志望校を決めることになるね。
一番困るのが行きたい大学が下宿を考えなければならない時だ。経済問題が発生するので親とよく話し合わなければなら
ない。奨学金制度もあるのでよく調べて検討した方がよい。地方の国公立大学には低料金で賄いつきの学寮があるので、
費用は地元の私立大学に通うよりトータルでは安くなるかもしれない。
そこで大体志望校がしぼられる。まず過去問を見てみる。同じ大学でも学部・学科で試験問題が違うことに気づくと思
う。英語では全問マークセンスでスピード重視のどんどん解いていかなければいけない問題と、記述式、要約問題が多く
じっくり考えていかなければいけない問題では勉強の仕方も違ってくる。
理想は自分の得意な形式で傾向のそろった大学を選択してはどうだろうか。一つの提案である。志望校が苦手な形式な
らば、わかった時から対策を練っていくことになる。偏差値は一定のバロメーターにはなるが、絶対ではない。今までに
過去問攻略をして早稲田大学だけ合格した者もいる。まずはみんなが受験するセンター試験の問題を早めに取り組んで一
次の合格点を目指す。科目の配点も異なるので考慮する。
最後に過去問は受験2,3ヶ月前に解くものではないということを肝に銘じてほしい。受験生が実力判定で合格点に達
しているかどうかを自分で判断したいと2,3ヶ月前に解く気持はよくわかるが、過去問はなるべく早く入手して出題傾
向をみるものだ。
経営コンサルタントの堀紘一著「年収が2倍にも3倍にもなる勉強法」の中で、受験1年前の高校2年の春休みに東大
入試の過去問10年分を古本屋100軒回ってかき集め、出題傾向を研究して8,9割は取れないが合格点の7割を下ら
ない勉強をしたと述べていた。志望校に合格するコツは早めに志望校の過去問に目を通してみることにつきる。
◆机につくといらいらして手につかなくなる人へ(2月12日)
勉強をはじめるのはいいが、机につくといらいらして手につかなくなる人がいる。まずこの対策から今日は話したい。机につく習慣がない人は、自宅で勉強をやりはじめると、いらいらしてなかなか進まない。勉強をせねば合格はないという思いはあっても、体がついていかないのだ。こういう人は、体を慣らすところからはじめることだ。
まず勉強せずとも時間を決めて机につく。いらいら虫が起きたら、原因を考える。
【例】
・問題がわからなくて、手に負えなくなってやる気をなくした。
⇒わからないところは後に回して、できるところからやる。
・勉強をする気がしない。
⇒この時間はがんばって勉強して、早目にやって遊ぶ。
などの策を考えていらいら虫を抑える。
誰でも土・日曜日の1日、すんなり8時間勉強できるようになったわけでなく、3,4時間だったのが、5,6時間となり、いつの間にか平気で8時間できるようになったのだ。段々と体を慣らしていったお陰だ。まずは早寝、早起きで午前中の3,4時間できるかがポイントになる。自分の心内の格闘だと思って取り組んでみよう。自宅で勉強部屋があるのにできないなら、図書館に行くこともできるが、まずは自宅で勉強できるようになった方が効率が良い。
◆受験生へのアドバイスこの2週間は(2月7日)
国公立大学第一志望の受験生は、最後の追い込みをかける時期になりました。この時期、各科目の整理を怠りなくやるのはもちろんのこと、精神的にも充実させることです。
二次試験はセンター試験結果を考えず、新たな気持ちで臨む。好成績なら半分受かった気分になっている人もいますが、ここは万全を期してあと2週間はもう一度復習に徹しましょう。気を抜いて不合格になった場合、後期試験に響きます。全力を出し切れなかった負い目です。全力を出し尽くしたら、諦めがついてすんなり後期に臨めます。
朝一番に起きて、体操で体をほぐして、さっさと勉強をはじめる。この2週間は受験で一番大切になります。夏休みの勉強の40日間に匹敵します。最後のあがきが合格を呼び込むのです。
◆国公立大願書受付がはじまった(2月4日)
センター試験の結果は明と暗に分かれたが、マラソンでいう折り返し地点のタイムと同じであって、ゴールタイムではない。A判定で気を抜かず、D判定でも諦めないで、最終合格を目指すと前のブログで述べた。
ここで1週間も受験校に迷っていたら、勝機を逸するのも事実だ。その間に受験校の傾向に沿った勉強ができるからだ。どうしても第1志望校に行きたいのなら、前期は受験した方が良い。「一生に一度の賭け」だ。ただし私大、後期は手堅く受験校を選び、浪人しないように考えることだ。
そうすると踏ん切りがついて、やる気が出てくる。集中してやれば、二次重視の大学であればセンター試験の挽回も可能だ。英語に関して言えば、特に英作文対策だ。今までやってきた人なら、復習中心。まだ手をつけてない人でも今から十分間に合う。自由英作文なら、過去問から予想問題を作って暗記していけばいい。ご健闘を祈る !
本格的に私大受験が本格的にはじまりますね。同じ大学、学部学科でも色々タイプの試験科目になりますので、選択科目をもう一度確認してください。
はじまってしまえば、あっという間に国公立二次試験の直前になります。国公立第一志望の人は私大入試にあまり振り回されないように気をつけましょう。軸足は二次対策に置いて勉強することです。
私大は何校か受験するでしょうから、出来なかったとしても次の日まで引きずらないこと。出来なかったところをその日のうちに復習することが大切になります。私大全校合格した人は皆無に近い。当塾でも早稲田大の商学部に合格しても、明治大学法学部、日本大学商学部に不合格しています。
対策として受験大学の前日までに終わった他学部の地歴・公民・理科の出題範囲の情報が入れば強いですね。すでに友人の受験大学もわかっているでしょうから、情報交換するのもいいでしょう。今のうちに過去問をみて受験しない学部との出題範囲との関係をみて、山を張るのもいいと思います。