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12月
◆ 当塾で英語を学べたことに、深く感謝している(12月31日)
草木も萌ゆる皐月の候、晴れて私は第一志望の高校に合格、入学したのであった。しかしさすがは進学校、取りつく島もなく私は入学早々授業に置いてけぼりにされてしまった。とりわけ問題だったのが英語二科目―すなわちリーディングとライティングであった。まさに「何が分からないのかも分からない」状態だったのだ。さて、どうしたものか。
私はまず予備校に通うことを考えた。しかし、帰りが遅くなる上、親への負担が大きかったためにそれはすぐお釈迦になった。そんなとき、暗中模索する私の目に「skype個人授業」の文字が映った。外出の必要が無く、何より安価でハイレヴェルな英語の授業が受けられるとはなんとも魅力的ではないか。
かくして私はこの生葉塾の扉を叩いたのであった。さて、私はなぜそれまで全く英語が出来なかったのだろうか?理由は至極単純明快、基礎の理解が乏しかったのである。当時まだSVOCも文型も知らなかった私に英文読解など出来るはずもなかったのだ。塾では文の構造から徹底して学び、ほんの短い文でも主語や動詞の位置をしっかり考えるようになった。週に一時間という少ない授業頻度だったが、英語の学力はしっかりと伸びて行っているのが分かった。模試の英語の偏差値はうなぎ上りし、遂には最も得意な教科になった。
そして三年生になった時、私は東北大と筑波大を志望した。どちらも私の専攻したいロボット工学に力を注いでいたからだ。そして、筑波大は推薦、東北大はAO試験を受けることが出来、チャンスも多かった。最も早かったのは筑波大推薦入試だった。推薦試験の問題は英語・数学・物理の三科目をほんの90分で解くというもので、配点も等しかった。これが私にとって都合がよかったのか、なんとこれに合格してしまった。やはり合格に漕ぎ着けたのも、当塾のお陰である。長くなってしまったが、以上が私の合格体験記である。当塾で英語を学べたことに、深く感謝している。
◆正解率がグーンとアップする(12月29日)
追い込みで焦って何をやるのか迷うのは禁物である。地歴・公民・理科はこの時期2回まわしてざっと見直すのがよいと先日書いた。主要三科目は今まで受けた模試見直しをやるのも一つの手だ。間違ったところを中心に見直しをして、まだ自信がなければ参考書で関連問題をやってみる手順でいい。
試験で得点をするには、あやふやな知識より確実な知識と言われている。センター試験のマーク式問題を消去法で消していくには確実な知識を増やしていくことだ。そうすると正解率がグーンとアップする。焦らず今までやってきた勉強を確実な知識に変えていきたい。
◆この1週間の過ごし方が合否を決める(12月26日)
一年のうちで街がもっとも華やいだ時期に、ひとり静かに机に向かい勉強するのは骨が折れる。ここが我慢のしどころだ。翌年の受験が出来ないならば、今年はテレビを見るのを諦めてやるしかない。
毎年行っている新年カウントダウンや初詣も長時間寒い所で長居して体調を崩すことにならないように!受験生はいつもの時間に起きてたんたんと過ごすのがよい。
◆目前に迫ったセンター試験(12月24日)
目前に迫ったセンター試験。たぶん、一生で一番勉強するのが、この1ヵ月だ。受験生のクリスマスとお正月は、来年の3月にいっぺんにやってくるから、遊びは3ヶ月お預けにして本気で頑張った方がいい。机で上げ膳据え膳をお願いして14時間勉強している塾生もいる。
今年の夏、暑さにもめげずに勉強した受験生も多いはず。しかし、この1ヵ月の追い込みで集中しなければ、夏の苦労も水泡に帰す。合格する人はそのことを十二分に心得ていて、街中のにぎわいにも目もくれず、勉強に没頭している。
◆年末年始は8時〜22時まで授業を行います(12月21日)
当塾では入試英語のバイブルと言われる「英文解釈教室ー改訂版」をテキストにして、まず英文構造理解をして「直読直解」ができるように指導していきます。
基礎ではテキストの短文に取り組みます。(センター試験対策-60時間[講義配信・個別授業・自習])基礎が終了した方は応用に進み、長文に取り組みます。(国立2次対策、下線部訳、要約問題対策-40時間[個別授業・自習])1回一通り終了するのに100時間ほどのカリキュラムとなります。
伊藤先生のテキストは初級から上級まであります。理想は1学年ごとに1冊づつ解いていくのがよいと思いますが、何分受験生には時間がありません。長年の講師経験からこれ1冊に一生懸命に取り組んで最低3回復習していただく方が効果が上がっています。徹底してやるために出てくる単語、熟語は完全に暗記できるように指導、補助しています。
大学受験の構文は難解なレベルまでほぼできるようになります。成績が上がらない受験生の特徴はどこで点数を落としているのか解らない。答案の書き方が悪くて良い点に結びつかないなどです。当塾では個人指導で各自の弱点を指摘して何度も繰り返し助言しています。
◆推薦入試の合格発表の時期になりました(12月17日)
推薦入試の合格発表の時期になりました。全国各地から「合格」の喜びの報が届いています。楽しいクリスマス、お正月を満喫してください。推薦で合格した人は高校の内申書がいい。1年の時から定期テストにも、たゆまぬ努力してきた人が多い。長年の努力が報われましたね。
私が老婆心からひと言、耳が痛い話をすると、1か月は喜びに浸ったあとは、また勉強してくださいね。一般入試で合格した人に比べて、歴然と学力差があります。入学してから外書講読等で苦労しますから、英語は頑張りましょう。
◆受験はダメかもしれないと訣別する法(12月13日)
「奇跡の超『右脳』開運法」(七田眞著)を手が空いたときに読んでいます。センター試験前でちょっと精神論に走るきらいがありますが、「最大の敵『ダメかもしれない』と訣別する法」の中からの抜粋です。
受験に置き換えて引用しますと、「私は不合格だ」という思いが少しでもあると、イメージしていたことは実現しません。潜在意識の中で、「不合格」の方が勝るからです。
ではどうするかというと、まず「不合格」の考えを捨てる。それに加えて決意と熱意をもって、最後まで「絶対に合格する」という「しつこさ」を持つ。
「合格」と「不合格」の差は、この最後まで粘る「しつこさ」にあるというのです。
◆センター試験まで40日あまりとなりました(12月8日)
センター試験まで40日あまりとなりました。受験生はクリスマス・お正月気分に浸っている暇はありません。一気にラストスパートをかけねばなりません。まずはセンター試験当日の起床時間に起きる。就寝時間も体調に合わせて決めて実行するといいですね。
地理歴史、公民、理科は追い込みで得点が十分期待できる科目です。2回まわすぐらい徹底してやったほうがよい。1回目はサブノート、テキストをひととおり読み流し、忘れているところをチェック。必ずもう一度出来るように印などをつけておく。2回目はここだけを重点的にやる。
ラストスパートの主要科目、国・数・英と地理歴史、公民、理科の勉強割合は3対7、もしくはそれ以上に後者に当てた方がよい結果がでている。各自総合得点を考えて勉強を進めてください。
◆偉人はどうやって英単語を覚えていたのか?(12月5日)
森鴎外は著書「ヰタ・セクスアリス」の中で「人が術語が覚えにくくて困るといふと、僕は可笑しくて溜まらない。何故語原を調べずに器械的に覚えようとするのだと云ひたくなる」とある。
英単語は語根に接頭語、接尾語がついて出来上がっていることに着目して単語を増やしていったことがわかる。
「願わくはわれ太平洋の懸け橋とならん」と名言を残し、国際理解と世界平和のために活躍。旧五千円札の肖像画であった新渡戸稲造は自著の中で「昨夜書き留めた英単語を朝食の箸を取る前に覚え、食事を済ませて又覚え、通勤のバス停に並んでいるときに覚え」とある。
細切れの時間を有効に使って英単語を覚えていったことがわかる。
偉人もいろいろ英単語を覚えるのに苦労していたんですね。
参考になったでしょうか?
◆Skype(スカイプ)ってなんですか?(12月1日)
受験生の保護者の方から、お問い合わせがあった。
「Skype(スカイプ)ってなんですか?」
「インターネット回線を利用したテレビ電話です。インターネット環境であれば全国無料で利用できます。Webカメラを購入してもらって、USBでつなぎ、スカイプをインストールすれば、すぐ利用できます。」
「USBって何ですか?」
「パソコンにつなぐコンセントみたいなもんですよ。」
こんな回答をしていると、よくわかっているのかと私も疑われそうだが、ITの技術は日進月歩で、次々に開発されるものは、数字やアルファベットの専門用語でイメージがつかめないことは私もよくわかる。
最後に「これが無料で利用できます。」と説明すると
「そんなわけないだろう。」と保護者の方にはなるのである。
後日、間違いないとわかって、保護者の方から無料講義を受講してみたいとやっとメールが来るのである。
スカイプ人口はますます増加している。Panasonicはすでにスカイプ用カメラ搭載テレビを販売している。テレビを見ながら、世界各国の人々とお茶の間で楽しく会話できる時代が到来しているのである。