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11月

「自分の壁を破るいちばん簡単な方法」を読んだ(11月30日)
 「『自分の壁』を破るいちばん簡単な方法」を読んだ。
 この本の中で、無駄なく、無理なく、最短で自分を変える最上の方法は日常の習慣を少し変えるだけで、成果は何倍にもなり、それを積み重ねることで人生はさらに好転していくとあった。
 たとえばニューヨークからロサンゼルスへ向かう飛行機の方角が1度ずれていたら、飛行機はロサンゼルスではなくメキシコへ行くことになる。「たった1度」でも目的地とはかけ離れたほうへ向かってしまう。
 実は人生でもこれと同じことが起こっていると著者のスーザン&ラリー・ターケル氏は説いている。
 あなたの人生はたぶん、自分で思うほど悪くもなく、混乱もしていない。そこでほんの少しだけ習慣を変え、継続していけばとんでもない成果をもたらすというのだ。
 アリストテレスもまたこんな助言を残している。「人間は習慣の動物である。優秀さとは、ひとつの行為ではなく、習慣のことをいう」。
 これは勉強にも使える法則だと思う。たとえば苦手な科目の勉強はなかなか進まない。無理なく自然に身につくように考えてみよう。


勉強法は資格の3冠王に学べ(11月28日)
 本の整理をした。まずは未読と読了の本の仕分けをして、未読は本棚へもどし、読み終えた本はブックオフに売るか本棚にもどすかを決めた。本棚にもどすのは参考書の類で何度読んでも可能なものになる。何度もこの作業を続けていくと残る本は私にとって価値ある本ということになる。
 価値ある本の中に「10倍速学術」(黒川康正著 三笠書房)という1冊がある。著者は弁護士、公認会計士、通訳の資格を持つ三冠王である。仕事を持ちながら達成したというのだから勉強法は大変参考になる。
 受験勉強をしていると、とかく今は大変と思いがちだが、社会人と比べればたいしたことはない。12時間働いてそれでも資格取得に向けて夜遅くまで図書館で勉強している人は多いのである。受験勉強はその前哨戦と考えて勉強法を学ぶという視点で考えれば、価値あるものになる。


同じ講義を受けても試験に「点差」が出るのはなぜか?(11月25日) 
 昨今受験産業は、全国的に均一化してきて、受験生は全国どこでも人気の参考書は手に入るし、予備校の有名講師の講義も受講できるようになっている。
 では同じ参考書を使い、同じ講義を受けても試験に「点差」が出るのはなぜか?これはインプットを漏らさずアウトプットするのが難しいからである。
 この対策としては答案の書き方の訓練を積むことだ。「間違い箇所はココですから、考え直してください」といわれても、間違い慣れした受験生は自分では見つけることができない。
 集団授業では気づかない受験生の弱点を見つけるには、個別指導や添削などをやってもらうことである。確かな実力をつけるためには、大切なことだと塾生指導で痛感している。


いつ復習すると効果的なのだろうか?(11月22日)

 
 学んだことを忘れないためには、時々思い出して再確認することが大切である。記憶したことを忘れるのは、あとで思い出すということをせずに、そのまま放っていた場合が多い。記憶したあとしばらくたってから、もう1度復習すると、忘れにくくなることを知っている。

 ではいつ復習すると効果的なのだろうか?ドイツのエビングハウスという学者が、実験を行っている。実験では1日後の記憶率は26%である。早い時期に記憶の再確認が記憶の保持にいかに有効かよくわかる。

 記憶力の低下は理解力で補いたいが、「1度記憶したことは翌日に確認すると忘れにくい」という法則を知っておくと記憶率が驚くほど上がるのである。



もう一度英文解釈教室お願いします(11月19日)

 タイトルは高校2年生の春から指導して約2年になる高校3年生の言葉である。防衛医科大学受験が2ヵ月後に迫って、数学・理科に力を入れすぎて、英語長文の勉強が疎かになっていたようである。不安になって、「もう一度英文解釈教室」をお願いします!となったわけだ。

 彼は高校2年春の入塾時、駿台模試で偏差値80。なかなか85が出ないと嘆いていた。どうにかして全国200番以内に入りたいと言っていた。とんでもない生徒が入ったものだと思った。父親は医者で高校1年まで一緒に「ビジュアル英文解釈」に取り組んでこられたようである。父親が伊藤先生の大ファンで「英文解釈教室ー改訂版」の第1回目の授業は二人で受講された。

 「英文解釈教室」も彼とは通算3回やった。感心したのは必ず予習をして授業に臨むことである。自分で2回復習したと言っていたから、いままでに6回やったことになる。最後は試験に出題されそうな構文の確認とウィークポイントの補強をやった。

 そして医学部の前哨戦の防衛医科大1次試験は合格、秋の英検準1級も見事合格した。

 彼のようにどんなに試験範囲を早く完成させていても、受験勉強の辛いところは、試験前に何度も復習を重ねなければならない所である。中国雑技団の皿回しのごとく、皿が落ちて割れないように各科目に目を配り、点数を落とさないようにしなければならないのである。


受験まであと1年あるといっても(11月16日)

 当塾ではこの時季、高校1・2年生には志望校1,2校を決めてもらっています。先手必勝で早目の志望校決定が高結果を生むという理由からです。

 塾生からあがった大学の過去問を私が見て検討し、アドバイスしています。出題傾向はあまり変わっていない大学が多いですね。1年だけでは不足、3年から5年の問題を見ると傾向はつかめます。10年以上あれば、なおさらいいと思います。
 
 来年のこととなりますが、大学のHPでも、なかなか5年分の過去問を見ることができませんので、高校1・2年生の皆さんは今、学校帰りに本屋に立ち寄って問題だけでもチェックしておいてください。自分の志望大学によく出るパターンに沿った勉強ができます。目が肥えてきます。合格に1歩も2歩も近づきます。


12月から新聞配達をはじめて明治大学に現役合格した塾生がいる(11月14日)

 そろそろ師走。驚くことだが、12月からよせばいいのに新聞配達をはじめて明治大学に現役合格した塾生がいる。普通なら勉強に専念するためにアルバイトなどのもってのほかで、勉強に充てる時間を増やそうと考えるだろうが、彼の考えは180度違っていた。

 朝、早く起きて頭を活性化させて、勉強しようと思ったという。11月までの明治大学の模擬試験の判定はD判定。幸か不幸か彼の作戦が功を奏して商学部に合格を果たしたのだ。

 彼の勝因を分析すると、試験に合わせて朝方の勉強をしていったことだ。現役生ならば学校に普段どおり通学していれば問題ないが、問題は高卒生だ。もうそろそろ夜型からセンター試験の時間割で頭が働くように、朝型へシフトしなければならない。なかなか夜型を朝型にシフトすることは難しい。早めにシフトしないと最悪の結果になるので、気を付けていこう。

 次に残された貴重な時間を有効に使っていこう。これから時が経つのが早く感じられる。毎日勉強する科目の計画を必ず立てて、1週単位で見直しをしていく。毎日寝る前に「今日はこれでよかったか。やり残したことはないか。明日は何をやるのか」を考えていくとよい。経営の授業で初めに習うのが、Plan(計画)Do(実行)Check(評価)Act(改善)である。これを次のPDCAにつなげて、継続的な経営改善をおこなっていく。受験勉強もこのように改善していけばいい。


目前に迫ったセンター試験(11月12日)

 目前に迫ったセンター試験。この時期、現役生の成績がやっと浪人生に並んだ。現役生も定期テストが終了後は、週1回、学校に通えばいい高校が多い。

 フルに休みになると相当勉強ができる。10時間は軽くこなせる。過去には机で上げ膳、据え膳をお願いして14時間勉強した人もいた。

 たぶん一生で一番勉強するのが、この2ヵ月だ。受験生のクリスマスとお正月は、来年の3月にいっぺんにやってくるから、遊びはお預けにして本気で頑張った方がいい。

 今年の夏、猛暑にもめげずに勉強した受験生も多いはず。しかし、この2ヵ月の追い込みで集中しなければ、夏の苦労も水泡に帰す。合格する人はそのことを十二分に心得ていて、街中のにぎわいにも目もくれず、勉強に没頭している。


11月も10日を過ぎた(11月10日)

 11月も10日を過ぎた。今月末には現役生の成績が浪人生と並ぶ。ここで現実的に考えねばならないことは、受験校である。

 国公立大第1志望の浪人生で、今までC判定までの結果なら、第2志望への変更が賢明である。

 私立大学は受験日が同じ日でなければ、何校でも受験できる。浪人生でB判定が秋以降半分なら、3対7の割合で不合格と思って気を引き締めてやった方がいい。C判定なら、よっぽど頑張らなければ、合格していない結果が出ている。

 現役生は、なりふり構わず勉強している。D、E判定の人でも、2,3割が合格している。浪人生はB判定を取っているからと安心するのではなく、現役生と同じ気持ちで攻めていった方が良い。


大人になって伸びる生徒とは(11月7日)

 塾講師の仲間と飲み会があった。酔いが回ってきたところで、「大人になって伸びる生徒とは」という話になった。ベテラン講師は生徒に対して見る目がある。そういった仲間が異口同音だったことに驚いた。
 
 塾に受験のテクニックだけを学びに来たものは将来伸びが弱いね。与えられるものしか勉強しない姿勢だから、勉強への探究心がない生徒が多いというのである。

 大卒の学歴の肩書がよいのはいいが、実力がなく中身がない。大学を卒業して就職する会社は、我々以上にその点はもうお見通しのようである。就職時の大学の指定校制度はもうすでになくなっている。これから与えられるものしか消化できない者は、自分で求める力をつけない限り将来はない。「メッキはすぐハガレル」ことを教訓としたい。

 
記憶力も良くなる食べ物とは(11月4日)

 健康食ブームに乗って玄米を食べている人がまわりに増えてきた。私も数年前から主食は100%玄米にしている。昔は玄米なんか食べるとボソボソして、白米に比べると硬くて味もそっけないと感じていた。
 
 白米をやめて玄米に変えて根気よく、噛んで食事を続けていたら、消化に良いようで数ヶ月で体重が5キロ減った。体の調子もすこぶるよいのだ。
 
 このことを友人に話したら、彼も玄米食にしたようで、玄米食が高じて発芽玄米用の炊飯器を購入したそうだ。これで炊くと芽の出た玄米が炊けるそうで驚きだ。
 
 「それって、ダイエットは玄米のおかげ」と眉唾ものに考える人もいるでしょう?何でも体験して、自分の体で実感しないと信じないでしょうね!
 
 しかし周りの玄米食ファンの友人は皆、異口同音に「ダイエットは玄米のおかげ」という結論に達しているのである。


 ◆そろそろ模擬テストも最終になりました(11月2日)

 
 そろそろ模擬テストも最終になりました。自分の成績からみて、得手、不得手分野のしぼり込みはできていますか?

 受験は全科目の総合得点で決まります。好きで得意科目の勉強ばかりを今も進めていませんか?たとえばA君、英語偏差値75、国語63、社会63で平均67とB君各科目偏差値67で平均67の生徒が試験を受けた場合、合格率の高いのはどちらかとなるでしょうか?各科目の配点が同じならばB君が勝ちます。英語の問題が簡単ならば差はいっそう開きます。英語が得意でも満点以上は取れないからです。

 これからは現実的に「合格」を勝ち取るには、不得手科目、分野の底上げで点数を稼ぐ。勉強時間配分も総合得点に効果のある時間配分を考えていくのが大切です。これが指導していてなかなかできていない。ついつい好きな科目ばかりやってしまっている。成績を落とさないためには大切ですが、時間配分をもう一度考えてみてください。












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